うつ状態でも患者自身が出来る事を取り組む事は大切
うつ状態やうつ病に甘えず、本気で治したい方の為に医学的治療や精神療法の他に、患者本人で出来る事は沢山あります。
無理をして実践してみよう。ではなく、無理なく出来る事からコツコツ実践してみて下さい。
気分障害やうつ病について出来る限り学習する事
家族療法では家族に協力をしてもらい、患者を甘やかす事ではなく、共にうつ症状という病気と戦っていこうという姿勢を協力して貰う事が大切だと考えています。
うつ病は、現代では最大の患者数ともなる病であるにもかからわず、未だ解明されていない精神病の一つであり、出来る事を一つでも多く実行する事が重要です。
先ずは敵を知ること。そして自分を知ること。
うつ病に効果的な治療は私生活でも十分に効果を発揮します。
と、同時にお医者さんにとっても患者は賢い消費者になる事によって、対等な関係をキープし、不明な点や納得のいかない事を少しでも相談する機会を得るチャンスが出来ます。
食事に気をつけたり足りない栄養素を補う努力をする事
ビタミンとミネラル、ビタミンB郡が一部のうつ病患者に効果があると言われております。
ビタミンBのどれかが欠乏すると、うつ症状を示す可能性が高い事が知られています。
タンパク質の多い食事等の場合、多くのアミノ酸が脳に取り込まれる際に、優先度を争う事になります。
トリプトファン(セロトニンの前駆物質)はこの争いに必ず敗れる為、その後炭水化物を取ると、そのときにトリプトファンが脳に取り込まれ、セロトニンが増える事になります。
大豆やマグロ、オートミールや野菜等を多くとり込むような食生活を行い、コーヒーやアルコール等のカフェインは極力避ける努力をする必要があります。
現状を日記等の記録に残しておく
今日は睡眠を十分に取る事が出来たか、食生活や規則正しい生活ができているか、運動をきちんと定期的に行ったか等の日誌を書いたりする事により、自分がうつ症状ときちんと戦えているか等の判断、完治した時の喜びに繋がります。
今日は友人にこの様な事を言われて傷ついた等でも大丈夫です。
その様な時にはどうしたら少しでも自分を楽にする事が出来たか等を共にメモをしておくと自分の成長という所にも繋がります。
積極的に活動をした方がいい場合もある準備をしておく事
うつ病患者同士のヒプノセラピーやグループカウンセリングを通し助け合いを行う前向きな友人を作ってみたり、暗く、落ち込んでいる時に気持ちの良い景色を見たりと、自分が今までやっていなかった事へのチャレンジをしている時にふと、未来が開かれる場合もあります。
また、今まで私には出来ないと思い込んでいる事が自然と出来る事によっての自信にも繋がります。
しかしながら、これは一人で無理をして行うという事は決してしないで下さい。
あくまでも医師、カウンセラーの許可を受け、無理のない範囲内での行動が大切です。
定期的に運動をする事
軽症の単極性うつ病では、定期的な運動が抗うつ症状に効果を発揮する事が科学的に証明されています。
運動は有酸素運動で、激しい運動ではなく、ジョギングやウォーキング等の心拍を一定に保つ必要があります。
太陽の光にはセロトニンの分泌力を高める効果があることから、うつ病を発症しにくい状態に改善していくこともできます。
朝日を浴びながら寝起きのお散歩は運動、及び体内時計の改善、食生活にも良い影響を与えます。
毎朝朝日を浴びる事にストレスを感じるようであれば、朝日でなくてもお散歩を定期的に心がけるようにして下さい。
薬よりも大きい効果が期待出来る一つです。
ストレスや意識を逸らす練習を重ねること
うつ状態時には、ストレスホルモンレベルが高く、何事もストレスに感じる事が多々あります。
うつ病の最大の敵でもある一つのストレスを軽減、発散させる為の一つとして、瞑想やリラクゼーションや自己催眠はストレスホルモンレベルを下げる効果があると言われており、抗うつにも期待が出来ます。
ヨガや柔軟体操、その他自分が楽しめるようなストレス解消を発見しましょう。