子供の障害について
子供の障害には、IQが69以下であることを基準とする精神遅延(知的障害)をはじめとして、家族や愛着を持っている人からの分離に対する発達的に不適切なほど過剰な不安を持つ分離不安障害、母親など愛着を向ける相手に対して、適切な愛着関係をもつことができず、矛盾した態度や両価的な態度を取ったり、親しくない相手に過度になれなれしいなどの態度を取ったりする反応性愛着障害、特定の場所、場面においてのみ全く話すことが出来なくなる選択制緘黙、発語時に言葉がつまってしまったり、同じ音が連続してしまう吃音などさまざまです。
子供における発達障害等による不登校や教育相談等もお気軽にご相談頂く事が可能です。
子供に起こりやすい障害用語一覧
分離不安障害
家庭や愛着を持っている人からの分離に対する、過剰で不適切な不安をもつ障害。18歳以前の場合に診断がなされます。
反応性愛着障害
愛着障害の一つで、子供がネグレクトなどの虐待、不適切な環境で育った事で、抱かれても視線をあわせない、近づいたかと思うと逃げたり、突然大人に反抗するなど、正常な場合にはみられない極度に不安定で矛盾した態度や両価的な行動などを示す場合に用いられます。適切な環境での継続的な養育によって改善が見込ます。
選択制緘黙
他の状況においては話すことが出来るのにもかからわず、特定の社会状況においてのみ、一環して全く話すことができなくなる症状によって特徴づけられるものです。
吃音症
音や音節の繰り返しや、不自然な単語の途切れ、音の延長などが存在し、正常な会話の流暢さが阻害されている症状によって特徴づけられるものです。
チック障害
運動性チックと音声チックがに分かれます。顔などの筋肉運動、または発生が突発的、反復的、常同的に頻繁に起こるものです。
トゥレット障害
多彩な運動性チックと音声チックが疾患のある時期に存在するもの。遺伝的素因によるといわれている。
コミュニケーション障害
表出性言語障害や、受容・表出混合性言語障害、音韻障害、吃音症などを含むコムュニケーションにおける障害全般をさします。
発達性協調運動障害
運動の協調が、生活年齢に期待されるものよりも顕著に下手なことが見られる障害です。
不登校
文部科学省によると、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因により、当校しないあるいはしたくとも出来ない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたものとされています。
児童虐待
身体的虐待や心理的虐待、性的虐待やネグレクト(育児放棄)の4つをさします。子供に対しての暴力や暴言、性的な言動や行動を行うなどの酷い扱いをすることと、または本来行うべきである食事を与えることや衣服を着替えさせる事、入浴をさせることなどを放棄してしまうことをさします。
反抗挑戦性障害
拒絶的、反抗的、または挑戦的な行動を常時とり続ける障害で、反社会性パーソナリティー障害の基準を満たさない場合にのみ、18歳以上にも適用されます。
行為障害
他者の人権や社会的な規範を侵害することが反復する障害で、通常18歳未満に対して診断され、反社会性パーソナリティー障害の基準を満たさない場合にのみ18歳以上にも適用される。